2020.02.04中小企業経営者の方へ
『アサーティブコミュニケーション』で顧客との関係をより円滑に
どのような企業でも顧客満足度の向上が求められています。
そのため、顧客の要求にできる限り応えようとして、結果的に企業が損をする場合があります。
そんな悩みを解決する手法としておすすめしたいのが、今回紹介する『アサーティブコミュニケーション』です。
顧客とのコミュニケーションで失敗しやすい二つのケースとは?
ビジネス上のコミュニケーションにおいて、多くの人が失敗しやすいケースが二つあります。
一つ目が、顧客からの無理な要求に対して上手に断ることができず、不利な条件で取引をしてしまうケースです(受動的なコミュニケーション)。
二つ目が、自社の意見を主張したときの対応に問題があり、顧客に悪印象を与えてしまうケースです(攻撃的なコミュニケーション)。
受動的でも攻撃的でも、一方に不快感が残ってしまい、円滑な関係は築けません。
その結果、顧客との間に摩擦が生まれてしまい、顧客離れを招くおそれがあります。
顧客との関係において重要なのは、お互いの意見を表明し、双方が納得したうえで落としどころを見つけることにあります。
そこで、役立つのが『アサーティブコミュニケーション』です。
自社の意見を主張しながらも顧客との関係を深めるコツとは
アサーティブコミュニケーションとは、相手の意見も受け入れたうえで、自分の意見を主張する手法のことです。
ポイントは、以下の三つです。
(1)顧客の気持ちを尊重する
人は共感されることで、感情が和らぎます。
「確かにそうですね」「その意見には、私も共感します」など、言葉にして共感を表すようにしましょう。
そうすると、相手の苛立ちや怒りなどの感情が収まることがあります。
(2)感情的にならず、客観的な事実を、具体的に述べる
顧客が感情的になっているからといって、こちらまで感情をあらわにしてしまってはうまくいきません。
意見を主張するときには、感情ではなく客観的な事実を、できるだけ具体的に述べることが重要です。
(3)単に断るだけではなく、提案をする
顧客の要望に対して「できません」ときっぱり断ってしまうと、顧客側に不快感が残ります。
そこで、おすすめしたいのが、「そのご要望にはお応えできかねますが、代わりに……」と代替案を提示することです。
顧客のニーズを汲んでいるという好印象を与えることができます。
顧客を獲得し、長く付き合っていくためには、コミュニケーションを円滑にして信頼関係を深めることが不可欠です。
その点、アサーティブコミュニケーションであれば、双方が意見を主張しながらも、納得のいく取引を行うことができます。
その結果、増客・増収を期待することができるでしょう。
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